2025年01月29日(水)
スタッフブログ

年末年始 気になる掃除・収納アドバイス②

こんにちは。インテリアコーディネーターの原です。
①に続いて、リビング収納、クローゼット収納についてご提案します

収納場所を造作するのは「リフォームならでは」ですが、

「必要な場所に必要な収納を設ける」という考えは、

今お住まいの間取りの中でも是非応用してみてください!!

リビング収納

一番物が集まりやすい場所。リビング

家族が集う空間は、どうしても雑多に物が溜まりがちです。

家族それぞれの荷物も集まってしまうので、勝手に片づけるわけにはいかないし、片づけなさいと言ってもなかなか家族が思い通りに片づけてくれない。

だけど一番スッキリ片付けておきたい場所。になります。

○家族それぞれの収納場所をリビングに作っておく。

対面キッチン前のカウンター。実は取っ手のところに、黄色・ピンク・ブルーのラインを入れています。お子さまそれぞれに自分のスペースをつくって。「○○ちゃんのにもつは、ピンクのところにしまってね」など、リビングの中で自分のお片付けスペースを作ってしまう方法もあります。

○リビングから目線を外した場所に収納を作る

テレビまわりなど、どうしても必要なものが増えてしまう場所には、あらかじめスペースを設けておきましょう。造作テレビ台の横に袖壁を付けて、リビングからまっすぐは見えない場所に収納スペース。

あらかじめコンセントなどを仕込んでおくと、充電器やAV機器、普段はあまり使わないプリンターなどをセット出来て便利です。

○ドアの奥のスペースも活用。

ドアを開けると隠れる場所、このスペースは、反対面の玄関側からと両方スペースをもらって、奥行きの浅い収納を作りました。玄関側は下足箱(奥行は40センチくらい)リビング側は奥行の要らない書類やリビングの小物などに。リフォームの際にスペースを両側から使うアイデアも有効活用できるポイントです。

○抜けない柱もアイデア次第!

壁の手前に大きな柱があって抜けない。それを利用してテレビ台の後ろにリビング収納を作りました。

リビングの見えない場所に広めの収納スペースを予め設けておく。新築住宅でも割と採用されている収納法なんです。

オープン形式の収納スペースは、重宝します

クローゼット収納

○押入れをクローゼットに

押入れの奥行とクローゼットの奥行は違います。

押入れは布団が仕舞えるように深く、対してクローゼットは洋服をかけるものなので服の幅ほどの深さ。

 和室を洋室にリフォームする際に、押入れも洋風に造り替えますが、その奥行を利用して、半分は押入れ仕様、半分はハンガーパイプと枕棚を造作。とした事例です。

奥行がある分ハンガーパイプを高さ違いの2本通したり、元々あるタンスを置く場所にしたり、はたまた片方はオープンにして片方を折れ戸にしたり、など、ご相談しながらこの部屋での「暮らし方」を作っていきます。

このお部屋を、誰が。どう使うか。に合わせて作っていくと、使い勝手が見えてきます。

○オープンクローゼット

普段使いの洋服などをかける場合には、オープンクローゼットも活躍します。

事例は階段下のスペース。部屋として取り込むには高さが足りませんが、クローゼットとしてハンガーパイプを通して。下にはチェストなどを置けますね。

「収納場所」に合わせるのではなくて、部屋に置く「物の量」を一度見定める。

リフォームの場合は家の中のものを一度搬出っするのでそれがはっきりとわかりやすいわけですが、「片づけたい!片付かない!」「どうも部屋がすっきりしない!」という時、実は、まず

「モノの量を把握すること」

が大切です。

「部屋にある収納・家にあるタンス・棚・物入れに仕舞う!」方から片付けを考えるのではなくて

「今自分が持っている量はどのくらい?」と、量や大きさを把握することが

実は片付けには遠回りに見えて近道だったりするのです。

まず「モノと向き合う」こと!

2025年のスタート。要らないモノ使わないモノを今一度見直してみましょう!!