2024年05月02日(木)
スタッフブログ

間取り変更しても大丈夫!抜けない柱や筋交いを魅せるリノベーション

リフォームやリノベーションの際、構造上抜けない柱や筋交いがあると
思っていたような間取り変更ができないことがあります。

しかし、リフォームやリノベーションの方法によっては、あえてフォーカルポイントにするなど
工夫することで抜けない柱や筋交いを有効活用することも可能なのです。

今回は、抜けない柱や筋交いを活用したおしゃれなリノベーションのアイデアをご紹介いたします。

■抜けない柱や筋交いとは?

通し柱

戸建のリノベーションで撤去できない柱として代表的なのが、建物の1階から2階を貫いている通し柱。

通し柱は戸建の構造上、家の四隅にある場合が多いですが、上下階で形が異なる場合などにはお部屋の中にあるケースもあります。

管柱

管柱も構造部材であり、床や壁などを支える役割があるため、基本的には抜けない柱がほとんどです。管柱を抜くことができるのは梁や桁で補強を行うことで耐震性や強度などの面で問題がない場合に限られます。

筋交い

柱と柱の間に斜めに渡された部材。こちらも家を支える上で重要な役割を担うため、基本的に撤去することはできません。

筋交いは主に、建物の横揺れに対する強度を高めるために入れられている補強材で、耐震性や耐風性を高めるために用いられています。

全ての壁に筋交いが入っているわけではありませんが、筋交いが出てきてしまった場合には安易に撤去するのはNG。デザインとして楽しむ方法があるか、別途補強することで強度を補うことができるのかをしっかりと検討して計画を進めていきましょう。

それではここから、動かせない柱や筋交いをおしゃれにリノベーションした実例をご紹介します。

・あえて柱の存在感を出したリゾート風の空間

鉄骨造やマンションなどでは、柱や梁が出ているのが気になることがありますが、あえて柱に石目調のクロスを貼ってフォーカルポイントにした事例です。クロスを貼ったことで、より一層南国のリゾートのような雰囲気が出ました。

・インテリアの一部として馴染ませる

柱をそのまま残しつつ、ダイニングで使えるようコンセントを設置し、キッチンの色と馴染むクロスで巻きました。

・柱と柱の間に飾り棚を設置

抜けない柱が二本ある場合は、その間に棚を渡しディスプレイ用の棚として役割を与えてみましょう。お気に入りのものや思い出の品を飾ればそこが特別な場所になります。

・塗装+収納を設けてデザイン性と機能性を実現

アイデア次第で自由に楽しむことができるリノベーション。ご自宅や、これから購入しようと思っている物件で少しでも気になる箇所がありましたら、ぜひお気軽に専門知識を持ったスタッフに相談してみてくださいね。