年末年始 気になる掃除・収納アドバイス①
大掃除の時期はいつがベスト!?
本年も宜しくお願い致します。インテリアコーディネーターの原です。
年末年始、まとまったお休みを機に、「一年分の棚卸し」「来年へのリセット」と、なんとなく大掃除は「年末にやるもの」だと身構えていませんか?
「気持ちを新たに」という意味では「大掃除」には意義がありますが、この寒い時期に、窓を開け放して凍えながら外回りや窓のお掃除をしたり、逆に寒いと締め切って埃の舞う場所をひっくり返したりと、今の時期に向いていないお掃除になってしまったり、なによりお節の仕込みやお客様を迎える準備もあるこの大切な時期、掃除で疲れてしまっては大変です。
一年間での掃除計画を立ててみるのはいかがでしょう?
1月2月 玄関・キッチンの掃除
3月4月 ベランダ、外回り・窓掃除
5月6月 お風呂・家電の掃除
7月8月 寝室・クローゼットの掃除(夏編)
9月10月 トイレ・LDKの掃除
11月12月 布団・クローゼットの掃除(冬編)
毎日の掃除に合わせて、この時期は「重点的にここを掃除するぞ!」このエリアを「断捨離するぞ!」一年をかけて決めておくと、ゆとりをもって一か所一か所に向き合えます。
暖かくなってから窓廻り、梅雨の前に水まわり、など、適している時期というのもあるのですが、ご自身のペースで、やりたい部分から自分で書いて計画していくのがおススメです。
掃除と併せて考えたい。適材適所の収納術。
キッチン収納
キッチン背面は置くものを決めて、すっきりとしておきたいもの。
リフォーム時には設置する電化製品をお伺いし、コンセントの個数や場所を決めておきます。大きな電子レンジなどがある場合、今後検討なさる場合は、余裕を持った電気配線にしておきます。
リフォームならでは ニッチ収納。
キッチンの場所を変更したお客様。壁付けキッチンから対面キッチンへ、加熱器部分を配置する壁に、ニッチ収納を設けました。調理時のスパイスや、小さいものなどはここにまとめておくと便利です。対面となるカウンター側には、配膳時に利用する箸置きやナフキンなど、小物を納めても良いですね。
対面キッチンの作り付け収納。
対面キッチンの場合は背面を収納として利用するシステムキッチンもあります。ダイニング側の収納となるので、散らかりがちなお子さまの勉強道具や、TV機器類などを定位置にしておくのも良い場所です。
洗面収納
鏡の裏を収納に。
変形部分に、棚を設けて。
隙間を見つけて収納を作るのは造作ならではですが、お客様のふとした言葉がアイデアにつながりますので、
「ここに○○を置きたいな」「ここは○○に使うんです」
気兼ねなくお伺いできればと思ってます!
お子さまの踏み台が、あれれ?
トイレの傍に作った手洗い。まだ小さいお子様の為に踏み台になる仕掛け。
でもその踏み台もちゃんと収納なのです!
お子さまの力でも引き出しできる、角の丸い優しい踏み台収納です!
【その他】本の収納
一見キッチンに面したカウンターですが
ここに文庫本が並べられる収納スペース!
お客様がお持ちだった家具をリメイクして作ったカウンターには、家具にあった模様を残しています。
パソコン機器を収納する予定の棚も
奥を引き出せば、文庫本が仕舞える本棚に。
家族で利用するプリンターはリビングに置いておきたいし、それに付随する配線機器を仕舞う引き出しも必要になる。そしてリビングで何をして過ごすかというと、目立たないけれどいつも手に取れるところに本も置きたいな。お客様がこの空間でどう過ごしたいか、そんな用途を伺いながら、プリンターが上面に置ける棚と、奥を本棚に造作しました。
②はリビング収納やクローゼット収納についてお伝えします🎵